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| □2006.02.11 @山形県上山市 |

2006年一発目のTRAVELは遂にあの「カセ鳥」を見学してきました!
「カセ鳥」とは山形県上山市に約380年も前から伝わる民俗行事のことで、
その由来は「稼ぎ鳥」、「火勢鳥」のどちらの説もあるという鳥型のミノを着た
若者が踊りながら町内を練り歩き、町の人はそのカセ鳥に水を掛けつつ、
火の用心と商売繁盛を祈願するという世にも珍しい奇習中の奇習なのです!
あのみうらじゅん氏も視察に訪れたというこの「カセ鳥」、遅ればせながら管理人も
今年こそは見てみたい!と、午前中の仕事をぶっちぎって会場へ向かいました!

ということでカセ鳥スタート地点でもあります上山城へ。ドキドキします!

ここが焚き火を囲んでのあの演技が見れる城前広場。
現在の時刻は8時半。・・・ちょっと早くつきすぎたようです。

とりあえず寒いんで自販機で缶コーヒーを。
そして近くにある足湯にでも、と思ったのですが座るところが雪のせいでビチャビチャ。

そうなるとすることがなくて月岡公園へ。
そう、ここは昨年秋に訪れた「全国かかし祭り」の会場であります!
あの時とは打って変って静かだなあ・・・。

城下町は雪景色。

続いて(更に暇をもてあまして)「かかし茶屋」へ。
普段は上山城などを見学する旅人のオアシスであります。
お、「カセ鳥火伏せ餅」?

ということで購入。このカセ鳥のオフィシャルグッツの中身は
きな粉がまぶしてあるアンコ入りのお餅。
美味しかったです。

あ、カセ鳥ポスター!
随分と荒々しいイラストが描かれてますね。そんな妖怪退治じゃないんだから!

さ、寒い・・・。ま、まだでしょうか?(自分が早く来すぎたのを棚に上げて)
でも徐々に観客の皆さんが増えてきましたよ。

焚き火を囲むように冷水の入ったバケツが配置されます。
カセ鳥の皆さんはこれからこの水をぶっかけられるっていうんだから大変です。

あ!

わあああ!そ、外側だ!これがケンダイ(という名前だそうです。眷代=神の使い)!
なんかもっと適当にワラを束ねただけかと思っていたのですが、
かなりしっかりと編みこまれた作りでした。
*後にラジオで聞いたのですが、このケンダイは地元の職人さんが毎年作っているそうで、
近年はこれを作れる人が少なくなっているのだとか。で、随時後継者を募集中。

次々とカセ鳥の道具が運び込まれます。焚き火大人気。

おお、遂に中の人達もやってきました。カセ鳥の格好で登場ではないんですね。

いつの間にかギャラリーもこんなに。そして甘酒が無料で振舞われます。
恐縮です、いただきました!
ぬおお、これは美味い!刻んだ生姜がいい香り。暖まるなあ。
部活で言うところのマネージャーでしょうか?

お、参加者のみなさんが整列しだしましたよ。

ということで祈願祭が始まりました。
神主さんを迎えての厳粛なムードです。その後市長の挨拶なども。

式の最後はカセ鳥の中の皆さんの紹介と写真撮影会が。
遠いところではなんとはるばる宮崎県からの参加者も!最高!

イヨッ!遂にカセ鳥へ変身するときがきました!チクチクして痛そうです!

こんな風に頭からすっぽりとかぶるんですね!ニューンってなってます。

デーン!!
おおお、勇ましいなあ!この静止時の体とワラのフィット感はさすが職人技!
オーダーメイドなんでしょうか?

さっきまで人間の姿はどこへやら!なにがなんだか・・・。

ねえ、寒いっすよねえ!

ギャラリーのカメラマン達にベストショットを提供するサービスも。素晴らしい。
さあ、いよいよ始まりますよ!ソ〜レッ!
先達「カセ鳥様のおでましだゾー。」
一、「ソーレッ」カッカッカーのカッカッカー、
カッカッカーのカッカッカー。
「ソーレッ」もーち(望)のとーし(年)の
いーわい(祝い)は、
カセ鳥、カセ鳥、お祝いだ。
カッカッカーのカッカッカー、
カッカッカーのカッカッカー。
「ソーレッ」ごーこくほうじょう(五穀豊穣)、火の用心、
ごーこくほうじょう(五穀豊穣)、火の用心。
カッカッカーのカッカッカー、
カッカッカーのカッカッカー。
「ソーレッ」カセ鳥、カセ鳥、お祝いだ。
商売繁盛、万作だ。商売繁盛、万作だ。
カッカッカーのカッカッカー、
カッカッカーのカッカッカー。
二、「ソーレッ」もーち(望)のとーし(年)の
いーわい(祝い)は、
カセ鳥、カセ鳥、お祝いだ。

もうとにかくですよ、

「やはりライブで見るのはテレビとは迫力が違う」と、

月並みですが思うわけですよ!!!

終〜了〜。
即焚き火に集まるカセ鳥様達。そらあジャンジャン水を浴びせられたらねえ・・・。

ちなみにこの赤いリボンをしているのが女性のカセ鳥だそうです。オシャレ!
このケンダイのワラを抜いて髪に結ぶと女性は一生黒髪に恵まれると
伝えられているんですって。
もちろんちびっ子にも大人気。
秋田のあいつらのように威嚇したりしません。

もう移動しちゃうの?つ、ついて行かねば!と、あわてて自分のジャンパーを撮影する始末。

これから約6時間もの間、歌って踊って水をかけられ続けるなんて・・・
ヒョコヒョコと坂を下りていくカセ鳥様達の背中に哀愁が漂います。

ということで個人的にタイムアップ。感動をアリガトウ!

大満足のまま、さて帰るべかと車を走らせていると商店街に渋滞が・・・。
もしやこの先に彼らが!?時間は無いけどこれはいくしかないでしょう!

いたっ!

やっぱり街で踊るバージョンも見ないと!ちなみにこの青い人はYBC山形放送の横尾アナ。
それでは最後にカセ鳥の舞いロングバージョンをどうぞ!
おもしろすぎ!!!もうね、これは生で見ないとだめですよ!
なにもこれを真冬にしなくても、っていう苦行ともいうべき過酷な祭りに、
毎年参加する方や、「カセ鳥保存会」(休止していたのを復活させた心意気)を
存続させる関係者の方々の気持ちって一体どいうこと?
って思ってしまうのですが、やはりあの水戸納豆ライクな珍奇なケンダイを纏い、
ご陽気なお囃子と踊り、観客の歓声といたずらに浴びせられる冷水に
普段ではありえない脳内麻薬が大量に分泌したりするのでしょうね!
つまり「ランナーズ・ハイ」ならぬ、「カセドリ・ハイ」!
そんな上山市の誇る民俗行事カセ鳥、マジリスペクト!
是非来年も見に来たいです!
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